日本を代表する高級時計メーカー(以下A社)より、腕時計の文字盤に夜光塗料を微細に塗布できる、精密ノズルの開発依頼がありました。
文字盤には非常に小さなパーツが密集しており、狭小部への正確な塗布が求められました。
従来使用していたノズルは、液だれや、ファイバー入り塗料によるノズル詰まりなどが発生。
また、塗布精度にも課題を抱えており、塗布箇所に可能な限りノズルを近づけ、正確な塗布ができる、先端の長い精密ノズルが求められました。
私たちは、内径0.2mm・外径0.25mm・先端長さ1.5mmの精密ノズルを提供。
内外径差0.05mmと肉薄かつ長尺な精密ノズルを、当社独自の一体加工で製作しました。
先端の長いノズルは、ノズル先端パイプ部とボディ部を別々に加工し、接合して製作されることが多くあります。その場合、接合部(ノズル内部)に段差が生じることで、塗布精度を低下させたり、ノズル詰まりを引き起こしたりする原因となります。
テクダイヤは、先端の長いノズルも一体加工で製作し、内部段差のない滑らかな精密ノズルを提供。流動性が良く、リトラクションにも優れているため、ノズル詰まりと液だれを抑制し、安定的に高精度な塗布を可能にしました。
弊社ノズルの高精度な塗布性能が高く評価され、現在もA社の腕時計製造で活躍しています。
もしかすると、あなたが身に着けている時計にも、テクダイヤの技術が息づいているかもしれません。
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【より狭小部への高精度塗布に特化した精密ノズル「bai1」をリリース】
従来ノズルは、ノズル先端パイプ部の途中から肉厚が増える設計でしたが、より狭小部塗布に特化するため、パイプ先端部から基部まで一貫した薄肉加工を追求。
当社最小の内外径差0.04mmを実現しました。精密ノズル「bai1」は、高集積化が進む半導体製造や、カメラモジュール製造などに最適な精密ノズルです。
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営業時間 9:00-17:45