従来方式では、適応するオイルの種類に制限があり、全種対応型の方式が望まれていました。
オイルタンクの液面高監視には、フロートといわれる、測定するための浮きを使用し、その物体が液面に到達したときの位置から高さを算出するという方法が古くからあります。しかし、この方法は、粘性の高いオイルの場合、物体の可動部に付着し、故障を起こすなど困難があり、解決方法が望まれていました。
テクダイヤのマイクロ波技術の応用により、安価なユニットを開発しました。
直進性のよいマイクロ波帯の電波を発射することで、液面で反射してくる電波を受信する事により、発射と受信の時間差を周波数に変換して出力することで、正確に液面高を測定します。
その仕組みに使用するためのマイクロ波帯のユニットを開発し提案しました。具体的には、距離測定用の周波数としてマイクロ波帯の10GHzに対応する広帯域で直線性の良いVCOを使い、この仕組みを実現するための、ユニットを自社で設計から製造・納品まで一貫して行うことで、低コストも実現しました。
卓越した技術に加えてサービス体制と信頼。そして安価を実現する一貫製造体制が、お客様の満足を得ました。
タンク上面に、液面に向けて電波を発射および受信する装置+アンテナを取付けるだけでタンク内は設置完了するという、取り付けの利便性。
そして、外部装置とのインターフェースは電気信号のやりとりだけという簡易性。またインターフェースまでお客様と打合せしながら、整合性の部分までチェックできるサービス体制もあります。
そして、メンテナンス不要という、信頼性もあり、どのような種類のオイル、ケミカルでも使用可という、全種対応型の方式の確立が、お客様の納得を得るにいたりました。
お客様においては、設置が容易で安価、測定値も正確で信頼性も高く大変好評です。
【クライアント業種】 製造業
【事業内容】 計測システム設計・製造及び販売
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