アクチュエーターの製造コスト削減が求められていました。
スマホには、高精度なデュアルカメラはもちろんトリプルカメラや5眼カメラまで搭載されるようになりました。スマホ1台へのカメラ多数搭載により、アクチュエーターの需要も高まりますが、同時にメーカーは製造コストの削減が求められます。アクチュエーターの組み立てには接着剤の塗布工程が必須で、ディスペンサーノズルを使用しますが、消耗品であるディスペンサーノズルのコストが課題でした。
お客様の要求する仕様を正確に実現し、従来品より約30%安価なノズルを提供しました。
一般的な塗布工程では、ディスペンス装置の付属品である純正品のディスペンサーノズルを使用しますが、ディスペンサーノズル購入費削減のため、他社製品への切り替えを検討していました。しかし、純正品からの仕様変更では再度評価試験を行う必要があり、時間を要します。そのため、純正品と同じ仕様で、安価なディスペンサーノズルが求められていました。ディスペンサーノズルのカスタマイズを得意とするテクダイヤは、お客様からの仕様を正確に実現したうえ、約30%安価なノズルを提供しました。
塗布精度や製造コストは、ディスペンサーノズルで決まります。
塗布工程にディスペンサーノズルを使用する多くのメーカーは、ディスペンス装置に付属している純正品のディスペンサーノズルを使用し続けているのが現状です。より良い塗布精度や製造コスト削減を求めるお客様は、純正品から、テクダイヤ製ディスペンサーノズルに切り替えることをお薦めします。切り替えによるメリットは次の3つ。①塗布精度の向上 ②製造コストの削減 ③ディスペンサーノズルの高寿命化。実際にテクダイヤは、様々なメーカー(カメラモジュール、液晶パネル、水晶デバイスなど)に対し、ディスペンサーノズルを提供し、切り替えに貢献してきました。
テクダイヤのディスペンサーノズルは、段差の無い内部形状や、ノズル先端の特殊加工で、詰まり・這い上がり・糸引きを抑制するなどの効果があります。テクダイヤの「ノズル屋」としてのノウハウは、お客様仕様のカスタマイズ品であっても活かされるため、純正品以上の+αのソリューションを加えて、お客様に提供することができます。
F1レースで優勝するにはエンジン性能だけでなく、路面に最適なタイヤの選択が優勝のカギとなる、テクダイヤはそう考えています。
お客様の仕様を正確に実現したうえ、安価な製品提供で、大手アクチュエーターメーカーでの採用が決定しました。更なる高品質を求め、仕様変更を視野に入れた技術提案を予定しています。
【クライアント業種】
カメラモジュール業界
【事業内容】
アクチュエーターの組立
03-5765-5400
営業時間 9:00-17:45