実装時、エポキシ樹脂の代わりとなるAuSnが極小のため、ハンドリングが困難
従来のAuSnでの実装は、単層セラミックコンデンサと回路基板の間に、エポキシ樹脂の代わりとなる板状のAuSnを設置する必要がありました。しかし、そのAuSnは、とても小さく薄いため、ハンドリングが難しく、設置位置がずれることで、ショートする恐れを伴っていました。
単層セラミックコンデンサの裏面にあらかじめAuSnを取り付けた製品「AuSn付セラミックコンデンサ」を開発
そこで、テクダイヤは、AuSnを単層セラミックコンデンサの裏面に取り付けた「AuSn付セラミックコンデンサ」を開発。あらかじめAuSnを取り付けて納品することで、お客様はAuSnの設置が不要となり、ハンドリングの課題を解決することができました。
「こうしましょう」のモットーによる、コンサルテーション
会社モットーの「こうしましょう」は、ものづくり提案業であること。お客様の課題に耳を傾け、単なる製品販売ではなく、課題解決を目指すことが「AuSn付セラミックコンデンサ」の実現に繋がりました。このようにテクダイヤは、単なる図面通りのものづくり企業ではなく、お客様の課題解決を目指すことを第一と考えています。
コスト削減と、製造工程削減によるリードタイム短縮に成功
ハンドリングの課題を解決しただけでなく、「AuSn付セラミックコンデンサ」はお客様によるAuSnの設置が不要なため、実装時の部品数が減り、コスト削減に貢献しました。さらに、製造工程削減にも繋がり、リードタイム短縮に成功しました。また、従来設置していたAuSnの主流サイズは縦20~30μmですが、「AuSn付セラミックコンデンサ」のサイズは縦10μmのため、設置箇所の制限も軽減され、狭所への実装を可能にしました。
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